「化学調味料無添加」と書かれた食品を
選んでいるのに、原材料を見ると
「酵母エキス」の文字が…。
なんとなく避けたほうが
良い気がするけれど、
本当に危険なのか、
それとも問題ないものなのか？
今回は、酵母エキスの実態を
深掘りしていきます！
酵母エキスとは？
酵母エキスは、ビール酵母や
パン酵母などを原料にし、
自己消化や酵素分解を利用して
旨味成分を抽出したものです。
食品添加物ではなく、食品扱いとなるため、
「化学調味料無添加」を掲げる商品にも
普通に含まれています。
酵母エキスを使うことで、
・旨味を強化できる
・まろやかな風味を出せる
・隠し味としてコクを加えられる
などのメリットがありますが、
実は問題も…。
酵母エキスの製造方法の落とし穴
避けたい酵母エキスが
どのように作られるか、
簡単に説明すると、
・ビールを作る際に出る酵母の残りカスを使用
・苦味を取るために水酸化ナトリウムを添加
・塩酸で中和し、旨味を作るために酵母を自己消化させる
・さらにグルタミン酸ナトリウムや肉汁培養液を加える
こうした工程を経ることで、
旨味成分が強化されるのですが、
化学的な処理が多く、
「ほぼ化学調味料では？」
と言われる理由がここにあります。
また、工場によっては、
遺伝子組み換えの酵母が
使われている可能性もあるため、
安全性について慎重に考える必要があります。
避けなくてもいい酵母エキスとは？
実は、すべての酵母エキスが
危険というわけではありません！
例えば、大沢ジャパンや無双製品などが
使用する酵母エキスは、
動物性原料を使用せず、
シンプルな製法で作られているため、
避ける必要はないと言えます。
・トルラ酵母から抽出したものを使用
・化学薬品を使わず製造
・遺伝子組み換えは不使用
こうした条件を満たした酵母エキスであれば、
安心して口にすることができるでしょう！
また、「有機酵母エキス」と
書かれたものも比較的安心ですが、
製造方法が明記されていない場合は、
メーカーに問い合わせるのが確実です。
まとめ
酵母エキスは、無添加食品にも
普通に使われていますが、
製造方法によっては化学調味料と
ほぼ同じと思っていいかもしれません。
しかし、大沢ジャパンや
無双製品のように、
自然な製法で作られた
酵母エキスなら問題なし。
「どの酵母エキスなのか？」を
しっかり見極めて、
食品選びを賢くしていきたいですね！
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